船に乗り込む観光客ら

 【日光】台風19号の本県直撃以降、10月12日から営業を休止していた鬼怒川温泉街の観光名物「鬼怒川ライン下り」が8日、運行を再開した。乗客の歓声が約1カ月ぶりに鬼怒川に響いた。

 台風19号の通過後に再開の見通しが立った時期もあったが、10月下旬の台風21号で川が荒れるなどし、運休が延びた。11月7日午後に試験船を出し、川の安全を確認。8日も運行前に試験船を出し、安全運行に万全を期した。

 午前10時10分発のこの日の第1便には、観光客ら約50人が3艘(そう)の船に乗り込んだ。船頭の軽妙な案内を聞きながら、見頃を迎えた渓谷の紅葉を楽しんでいた。船の揺れによる水しぶきとともに乗客の歓声も上がった。乗船した千葉県成田市、会社役員男性(64)は「無事に運行再開して良かった。渓谷の下からの紅葉がきれいだった」と話した。

 今年の営業は例年より1週間長い12月1日まで。