ソバ畑で実の選別作業をする足利手打ち蕎麦切り会のメンバー

 【足利】市内のそば店でつくる「足利手打ち蕎麦(そば)切り会」の、ソバの栽培から製麺までを地元で行うプロジェクトが2年目を迎えた。「足利産」にこだわったそば作りに協力しようと、今年はソバ畑を持つ福富町の農家も活動に加わり、順調に収穫が進んでいる。製粉、製麺などの工程を経て完成したそばは、22~24日の「足利産新そばまつり」で提供する。

 同会は市内13店舗のそば店主やスタッフで活動。昨年から地元で原料を育て、麺作りまでを手掛ける「足利産蕎麦を作ろうプロジェクト」を始めた。今年は8月上旬に菅田町の畑約20アールに、茨城県の品種「常陸秋そば」の種をまき、10月下旬に実を収穫した。製粉を前に稲村喜彦(いなむらよしひこ)会長(41)は「香りあるいいそばができると思う」と期待を寄せている。

 今年から「足利蕎麦生産者の会」もプロジェクトに参加。稲村会長からの提案を受け、福富町、農業中井敬一(なかいけいいち)さん(80)が中心となり地元住民と会を立ち上げた。

 中井さんが経営する農園ではコメや麦に加え、ソバの栽培を約10年続けている。現在、約1ヘクタールの畑で育てたソバの実の収穫に取り掛かっており、中井さんは「今年は実りも色合いもいい感じ。どんなそばになるのか楽しみ」と話している。

 駒場町の栗田美術館で開かれる足利産新そばまつりでは、両会のそば粉をブレンドした手打ちのそばを数量限定で振る舞う予定。国産の新そばも提供する。午前10時~午後3時。