河川の氾濫で田んぼへ流れ込んだゴミを撤去するバックスの選手ら=鹿沼市口粟野

 アイスホッケーアジアリーグのHC栃木日光アイスバックスの選手ら約20人が5日、台風19号で被災した鹿沼市口粟野の田んぼでボランティア活動を行った。河川の氾濫で流れ着いたごみの撤去や、大きくえぐられた穴に土砂を運ぶなど力仕事に精を出した。

 鹿沼市内に工場があるチームスポンサー京浜精密工業の社員とともに、同市社会福祉協議会の復興ボランティアに参加した。選手たちはスティックをスコップなどに持ち替えて田んぼに入り、力仕事に一日汗を流した。

 日光市出身の石川貴大(いしかわたかひろ)は「屋内が泥だらけの家など、改めて被害の大きさを目の当たりにした」。宇都宮市出身の乾純也(いぬいじゅんや)は「地域の方を少しでも笑顔にできたらうれしい」と話した。

 ボランティアを要請した同所の主婦渡辺利子(わたなべとしこ)さん(72)は「途方に暮れていたので、きれいに片付いてびっくり」と笑顔。同市社協の大山修司(おおやましゅうじ)地域福祉課長は「タフな方々なので作業もはかどる。発信力もあるので、これをきっかけに鹿沼の現状を気に掛けてくれる人が増えれば」と期待した。