台風19号の豪雨で甚大な被害に遭った栃木市民を元気づけようと、栃木市は5日、ラグビーのワールドカップ日本大会で活躍したスタンドオフ田村優(たむらゆう)(30)のユニホームを市役所2階吹き抜けに展示した。準々決勝の南アフリカ戦で着用したユニホームで、母校・国学院栃木高から期間限定で借り受けた。展示は29日まで。
展示ユニホームのサイズは3Lだが、体にフィットするよう採寸されており一般のMサイズよりも小さい。市販商品とは違い、胸には滑り止めの特殊加工が施されており、縫い目の凹凸もない。背中には、衛星利用測位システム(GPS)機器を入れるポケットも付いている。右肩には準々決勝の南アフリカ戦を表す印字。左肩の袖には血痕と思われる跡があり、激戦の様子を物語っている。