完成したエソジマおかきを手にする生徒と橋本主幹教諭(右)

 【宇都宮】宇都宮の在来品種で“幻の陸稲”とされる「エソジマモチ」を使った米菓「エソジマおかき」が完成し、栽培した宇都宮白楊高の生徒たちが5日、江野町のオリオンスクエアで新商品を販売した。

 エソジマモチは明治時代から戦後にかけて広く県内で栽培されていた。その後、約半世紀にわたり生産が途絶えていたが、発祥地・江曽島町の地元農家や同校の取り組みで2016年に復活した。栽培は同町の畑で継続しており、今年は4~9月に同校農業経営科の生徒や畑近くの横川西小の児童も作業に取り組んだ。

 収穫量は約240キロと前年の2倍に上り、上横田町の「鈴雅製菓工場」の協力で加工も実現。完成したおかきはエソジマモチを100%使用し、さくさくと軽い食感が特徴という。

 この日は宇都宮白楊高の生徒たちがテーブルにおかきを並べ、120袋を手売りした。3年石川真綾(いしかわまあや)さん(18)は「手に取って喜んでくれる人がいてうれしい」と話した。指導した橋本智(はしもとさとし)主幹教諭(52)は「米菓の加工までようやくたどり着けた。地元の特産品にしていきたい」と語った。

 エソジマおかきは16日の同校学校祭などでも販売する。