人気が広がりを見せている「下野国のおいなりさま巫狗」(男性提供)

 【下野】平安衣装を着たキツネをモチーフに、市内のどこかにいるという設定のご当地萌(も)えキャラ「下野国のおいなりさま巫狗(みく)」の認知度がインターネット上を中心に高まりを見せている。ツイッターが人気となっているほか、今年開催されたインターネット上のグランプリでは部門優勝。さまざまなチャンネルで市のPRに一役買っている。

 同キャラクターは平安時代に生まれ、1200歳を超えているという設定。市内在住、会社員男性(46)が20年以上前に考案し、“中の人”として運営している。

 男性は東日本大震災で大きな被害を受けた茨城県大洗町が人気アニメ「ガールズ&パンツァー」で活気を取り戻した姿に感銘を受け、「自分も地域が活気づくきっかけになれないだろうか」と考えたという。2016年10月、同キャラクターを活用したツイッターの運用を開始した。

 神社の祭りなど身近な情報に加え、台風19号などの災害情報も積極的にツイートしている。フォロワーは10月末日現在、2600人を超えている。

 8月には、インターネット上で開催された「ご当地応援萌えキャラグランプリ2019」(ミラクリエ主催)に初出場した。全国から42キャラクターがエントリーし、同キャラクターは一般投票により「かわいい部門」で頂点に輝いた。

 さらなる認知度向上を目指し、今年からは県内外のイベントにも積極的に参加している。キャラクターグッズから興味を持ってもらい、ツイッターを通して県や市に興味を持ってもらうという狙いだ。

 男性は「認知度は上がってきたが、まだこれから」とした上で、「今後は市内の企業に無償でキャラクターを使ってもらい、一緒に市を応援していきたい」と意気込んだ。