県内の10月の降水量

 栃木県内の10月の月降水量は、過去の記録と比較が可能な県内18観測地点のうち、13地点で同月の観測史上最多となったことが1日、宇都宮地方気象台の気象速報で分かった。台風19号が本県を直撃した10月12日の日降水量は18地点とも10月の最高値を更新。台風による豪雨が各地の月降水量を押し上げた。台風19号の本県直撃から2日で3週間となる。

 同気象台によると、10月の月降水量が同月の最高値を更新したのは奥日光844・5ミリ、今市641・5ミリなど。台風の影響で田川が溢水(いっすい)した宇都宮520・5ミリ、思川が決壊した鹿沼567・5ミリ、出流川が決壊した足利438・5ミリなども含まれる。家屋の浸水被害などが特に深刻な栃木、佐野はいずれも史上2位の多さだった。

 県内の各地点とも月降水量は平年を大きく上回った。足尾は18地点で最大の平年比約4・3倍に、最小の小山でも約2・5倍に達した。

 10月12日の日降水量は奥日光481ミリ、塩谷413・5ミリなど。18地点とも10月の観測史上最高を記録したほか、塩谷や宇都宮325・5ミリなど9地点は10月に限らず観測史上最大となった。宇都宮や栃木、鹿沼は月降水量の6割以上を、12日の日降水量が占めた。

 一方、今年の10月は月平均気温がおしなべて高く、佐野19・0度、小山18・3度、真岡17・9度など過去の記録と比較できる13地点のうち、12地点で10月の観測史上最高を更新した。同気象台は「高気圧に覆われたり、低気圧や台風に伴い暖気が入り込んだりして、気温が高い日が多かった」とした。