ボランティアの学生に食事をふるまう「こども食堂ネットワークかぬま」のメンバー(右)

 【鹿沼】台風19号のボランティア活動に参加する人々をサポートしようと、子ども食堂ネットワークかぬまは10月27日、粟野コミュニティセンターの前で炊き出しを行った。同ネットワーク初の取り組みだが手応えを感じた様子で、事務局の加藤美智子(かとうみちこ)さん(62)は「鹿沼のために動いてくれる方に、自分たちができることをしたい」。今後もできるだけ週末に炊き出しを続けていくという。

 市内4カ所にある子ども食堂は、住民などから提供してもらった食材を振り分けたり、各食堂へスタッフが行き来したりするなどお互いに協力している。今回は台風による被災状況の厳しさなどを知り、現場で懸命に活動するボランティアへ炊き出しの支援を決めた。

 この日は午前5時ごろから仕込みを開始。新米を使ったおにぎりや豚汁、厚焼き卵、きんぴらごぼうなど、それぞれが手作りした食料を持ち寄った。

 昼ごろには市社会福祉協議会や市の職員らに提供。午後3時すぎには活動を終えたボランティアに振る舞い、約150食用意した食料はあっという間になくなった。

 宇都宮市からボランティアに参加した山本和香(やまもとわか)さん(47)は「こんなおもてなしをしてもらえるとは思っていなかった。とってもおいしくてもりもり食べました」と話し、疲れた体を癒やしていた。

 加藤さんは「鹿沼を助けていただいた恩を返したい。ボランティアの方はもちろん、被災した方も気軽に利用してほしい」と呼び掛けている。今後はスタッフの都合が付く土日の午後3時ごろから、同センター付近で炊き出しを行う。

 (問)同ネットワーク事務局080・5486・2726。