鳥舎から出た場面を想定し、防護服の上から全身消毒を行う参加者

防護服を身につけ、ゴーグルや手袋の装着の仕方を習う参加者

鳥舎から出た場面を想定し長靴を洗浄する参加者

鳥舎から出た場面を想定し、防護服の上から全身消毒を行う参加者 防護服を身につけ、ゴーグルや手袋の装着の仕方を習う参加者 鳥舎から出た場面を想定し長靴を洗浄する参加者

 豚コレラの感染が関東圏に広がる中、県那須農業振興事務所と県県北家畜保健衛生所は31日、特定家畜伝染病防疫演習を湯津上農村環境改善センターで実施した。県や大田原、那須塩原、那須の3市町、農業団体や警察、消防など計14団体約70人が参加し、万が一の事態に備えて感染拡大防止の手順を確認した。

 演習は鳥インフルエンザの感染リスクが高まる冬を前に、那須地域内の関係団体の連携や危機管理体制を強化しようと、3年前から実施している。今年は、同じ手順で対応する豚コレラも念頭に置いて行った。同衛生所によると、3市町内では鳥279万羽、豚16万5千頭が飼育されている。

 今回は大田原市内の鳥舎で、3万羽が感染したと想定した。同事務所の職員9人が防護服を2重に装着。肌の露出がないようマスク、ゴーグルなどの装備を互いに細かく確認し、作業後は防護服ごと全身に消毒液を浴びるなど、本番さながらの手順で演習を行った。

 同事務所企画振興部の小貫敏江(おぬきとしえ)次長(59)は「隣県でも豚コレラの感染が確認されており、いつ本県で発生するか分からない。地域内で常に情報を共有し、万が一に備える」と話した。

 作業を体験した同部の船山皓至(ふなやまこうし)技師(28)は「防疫作業は工程が多くて大変だった。いざという時は学んだ通りスムーズに対応したい」と表情を引き締めた。