募金を呼び掛ける橋本さん(中央)ら

 【佐野】日本女性会議を誘致した市民団体「JWCさの」のメンバーがこのほど、台風19号の被害者支援を目的とした募金活動を吉水町の道の駅どまんなかたぬまで始めた。今月末まで土日、祝日を利用し行う。同会議は開催に向け3年をかけ準備が進められてきたが、台風の影響で開幕9日前に中止が決定。メンバーは「男女共同参画社会の実現という大会の目的を、復興支援で実践していきたい」としている。

 同団体は2016年、「日本女性会議を佐野に誘致する会」としてスタート。同年10月に佐野での開催が決まった後は、実行委員会の中核組織として準備作業を続けてきた。

 現在のメンバーは約60人。橋本喜美子(はしもときみこ)代表は「会議の中止は大変残念だが、次のチャンスを期待しつつ、まずは現状を踏まえ自分たちができることから始めようということになった」と話す。

 同会議が予定されていた10月25~27日には、若手メンバーが中心となり被災地でのボランティア作業に参加。募金活動は「小さな活動ではあるが、少しでも災害に遭われた方々の励ましになれば」(事務局)と、急きょ同道の駅に協力を依頼、快諾を得て始めたという。

 初めての募金は同27日、橋本さんら中核メンバー3人で実施。「驚くほど多くの方に『ご苦労さま』『応援しているよ』と声を掛けてもらい、募金にも協力していただいた」と3人は手応えを示す。

 今月いっぱいは、多くのメンバーが休日でにぎわう同道の駅に立ち、来場者に協力を呼び掛ける。浄財は市社会福祉協議会に寄託する予定で、橋本さんらは「今後も自分たちで何ができるのかを考えていきたい」と話している。