台風19号の被害や今後の対応について説明する川俣市長

 【那須烏山】川俣純子(かわまたじゅんこ)市長は31日の定例記者会見で、台風19号による浸水や断水被害の応急対策として計約2億5千万円の一般会計、特別会計補正予算を専決処分したことを明らかにした。水道施設や農地などの本復旧にかかる費用は12月定例議会以降に補正予算を上程する方針で、少なくとも15億円は超える見込みという。

 専決処分の内訳は、災害ごみの処理や浸水被害を受けた建物への消毒、農林施設や道路の緊急復旧に要した約2億2400万円を一般会計に、浸水した浄水場や取水場などの修繕に要した約2800万円を水道事業会計にそれぞれ計上した。

 市の台風被害は31日時点で、浸水被害を受けた水道施設が4億4500万円、農業被害が約1億6千万円、道路被害が約4千万円など。災害ごみの総量は1500トンだが、今後さらに増える見込みという。

 川俣市長は冒頭、大規模断水が発生したことや堤防決壊が多かったことについて「多くの皆さまにご不安やご迷惑をおかけした」と謝罪。浸水した水道施設の今後の対策に関しては「防護壁の設置やかさ上げなどを検討し、強靱(きょうじん)化していきたい」との考えを示した。