昨年の「そば天国」

中止となった「そば天国」のチラシ

昨年の「そば天国」 中止となった「そば天国」のチラシ

 【鹿沼】約1カ月後の30日、12月1日に予定していた「そば天国 第13回鹿沼そば味比べ!」(鹿沼そば振興会、市主催)が台風19号の影響から中止となった。市内で大きな被害が出ていることや、運営の人手が足りなくなることが予想されるためだ。同振興会は13、14日に被災者、災害ボランティアらを対象としたそばの奉仕を企画している。

 そば天国は市花木センターを会場に、清らかな水と上質な玄ソバから生まれる鹿沼そばをアピールするためにスタートした。晩秋、初冬のイベントとしてすっかり定着しており、昨年も多くのそばファンが足を運んだ。

 今年も同振興会加盟の市内のそば店9店舗を含む12店舗が出店、統一メニューのもりそば、ニラそばに加え、マカそばなど各店が趣向を凝らしたメニューの食べ比べをメインとしていた。

 高校生そば打ち選手権に出場した鹿沼南高メンバーらのパフォーマンス、かぬまブランド認定品販売なども予定していた。

 同振興会によると加盟店で被災した店舗もあるという。さらに、そば天国では毎回、市から派遣された多くの職員が運営に携わっているが、今回は復興支援のため例年通り見込めない状況という。

 斎藤正彦(さいとうまさひこ)会長(75)は「そば農家も大きな被害が出ている。被災者の復興が大切。これまで準備をしてきたが、万全の体制では臨めないので中止にすることにした」と話す。

 同振興会はそば天国に代わり13、14日、粟野コミュニティセンターでボランティアとして、そばの提供を計画している。