買い物を終え、商品を袋に入れる利用者(左)

 介護施設などを運営する社会福祉法人幸知会(栃木県上三川町)はこのほど、送迎付きで運動と買い物を支援する「買い物リハビリ」を始めた。宇都宮市五代1丁目のスーパー「フードオアシス・オータニ五代店」内に通所事業所「カイリハトータス」を開設し、リハビリプログラムと自由に買い物する機会を提供する。今後は県内のスーパーに展開し、高齢者の介護予防とともに買い物難民の解消を目指す。

 買い物リハビリは、介護保険制度の介護予防・日常生活支援総合事業で、要支援などの人が対象。品選びや会計で脳が刺激されるため、認知症予防の効果も期待できるという。全国で広がりつつある。

 同法人は県内でも広めようと約1年前から準備を進めてきた。担当者らが、島根県など全国で買い物リハビリに取り組んでいる自治体を視察。プログラムは地域性も踏まえ、筋肉や関節といった運動器のリハビリ内容を強化するなど独自で作成した。

 プログラムは1回約3時間。月曜から金曜までの午前、午後に実施する。利用者は機械を使ったトレーニングなどを約2時間行った後、買い物をする。支援が必要な利用者には職員が同行する。

 サービスを利用した横田新町、大塚久(おおつかひさし)さん(87)は「運動するだけでなく脳のトレーニングになった。健康維持につながるし、送迎があるのは助かる」と話した。

 同法人の佐藤昌親(さとうまさちか)営業部長(41)は「高齢者が自分で生活の自由を手に入れられる支援となるよう、取り組んでいきたい」と話している。

 対象エリアは雀宮地区など市南部。料金は1割負担の場合1人月1298円。利用は月4回まで。見学は随時受け付けている。(問)同事業所028・680・4100。