撤収する自衛隊を見送る園児たち

 【栃木】自衛隊による市内での災害派遣活動が28日、一部を除き終了した。台風19号が本県に最接近した12日に要請されて以来、県内外の6部隊約500人態勢で施設復旧活動などに取り組んできた。活動を終え、第12特科隊長兼宇都宮駐屯地司令の大山修(おおやまおさむ)1等陸佐は「復興はまだこれから。ボランティアも足りておらず、多くの方に協力してほしい」と述べた。

 市内では、13日未明から宇都宮駐屯地の第12特科隊、第307施設隊がボートによる人命救助を実施。以降は学校や病院などで泥出しなどの施設復旧、防疫活動や、断水した藤岡地域での給水活動などを行った。また二つの施設では京都府、兵庫県の入浴支援隊による入浴支援も行われ、被災者の体を癒やした。

 入浴支援の会場の一つだった市民交流センター(旧栃木中央小跡地)では28日、撤収し出発する自衛隊を付近のくらのまち保育園の園児が「ありがとう」と手を振りながら見送った。また大山1等陸佐は大川秀子(おおかわひでこ)市長に活動報告を行い、大川市長は「皆さんのおかげで復興を早く進められた」と涙ながらに感謝した。

 もう一方のゆうゆうプラザでの入浴支援は、31日まで行われる予定。