【小山】台風19号の影響で浸水被害を受けた市内の家屋は400棟を超えたことが、28日までの市の調査で分かった。罹災(りさい)証明書の申請は450件超を受け付けた。また農業被害は76軒で被害総額は約1億3300万円に上る。台風による被害発生から2週間が過ぎ、被害の全容が明らかになってきた。

 家屋の浸水被害調査は25日までにほぼ終了し、床上浸水203棟、床下浸水240棟、計443棟の被害が確認された。このうち思川と豊穂川に挟まれた大行寺地区が最も多く床上は155棟、床下は141棟に上った。永野川と合流する杣井木(そまいき)川周辺の押切・中里地区では床上27棟、床下8棟が確認された。

 罹災証明書は25日までに家屋、動産を含めて計452件の申請があり、市が被害状況を確認の上、証明書を順次発送している。市は被害が大きい地域に申請漏れがないか、確認を促すチラシを配布している。

 農業は22日までの調査でイチゴ、トマト、ニラ、ソバ、トルコキキョウなど計76軒の農家が泥水をかぶるなどして出荷できなくなり、被害総額は1億3298万円となる見込み。