イチゴの大きさなどを確認するJAなすのの職員(左)と出荷した農家

 【大田原】JAなすのは28日、2020年産(19年秋~20年春)の県産イチゴ「とちおとめ」の出荷を若草1丁目のJAなすの南部園芸センターで開始した。管内では台風19号の豪雨で浸水したハウスもあったが大きな影響はなく、ほぼ例年通りの時季に初出荷を迎えた。

 管内では、生産者76人が約21ヘクタールでとちおとめを作付けしている。この日は親園、農業小沼(おぬま)ケイ子さん(70)と加治屋、農業中野正典(なかのまさのり)さん(62)がパック詰めしたとちおとめ計約30キロを搬入した。JA職員が数や大きさ、色づき具合などを一つ一つチェックした。

 小沼さん方では台風19号の豪雨で、ハウスの一部が膝まで冠水。翌朝すぐにポンプで水をくみ上げるなどして迅速に対応したといい、「その後、無事に花を付けてくれたのでほっとした。品質にも問題はない」と表情を緩めた。

 出荷のピークは12月上旬で、本年度は出荷量850トンを目標にしている。