県内上半期の児童虐待認知状況

 県警が2019年上半期(1~6月)に認知した児童虐待は前年同期比79件増の184件、被害児童は101人増の269人に上り、いずれも現在の形で統計を取り始めた07年以降で最多だったことが26日までに、県警のまとめで分かった。被害は心理的虐待が最も多く、74人増の150人を数えた。県警は「全国で児童虐待事件が相次いだことで県民の意識が高まり、通報が増えたことなどが要因」とみている。

 県警生活安全企画課によると、件数と児童数は5年間(上半期)で、いずれも3倍以上に増えた。19年上半期の心理的虐待のうち、子どもの目の前で配偶者に暴力を振るうなどの「面前ドメスティックバイオレンス(DV)」の被害は76人に上った。

 殴るなどの身体的虐待の被害は23人増の80人。ネグレクトは2人増の35人、性的虐待は2人増の4人だった。

 被害者との関係をみると、実父が64人増の126人で、実母は18人増の80人。実父母両方は10人増の40人に上った。その他は9人減の23人だった。

 児童虐待に絡む摘発は、3件増の7件だった。暴行・傷害が2件増の5件で、強制わいせつが1件増の1件。殺人・殺人未遂は前年同期と同数の1件だった。