災害ボランティアセンターで受け付けて活動した人数

 台風19号で被災した栃木県内10市町に開設された災害ボランティアセンターで活動したボランティアは13~25日の13日間で、延べ6833人(暫定値)に上ったことが26日までに、県のまとめで分かった。台風が本県を直撃してから26日で2週間。各地で支援の輪が広がりつつあるが、センターを運営する社会福祉協議会の担当者からは「住宅1軒での活動が1日で終わるわけではない。天候にも左右され、支援はまだまだ足りない」との声も漏れる。 

 県県民文化課によると、センターは被災自治体の社会福祉協議会が設置。被災者の要望を受けて、ボランティアの募集や派遣、情報提供などを行う。

 台風19号の被害で、県内では13日以降、栃木や佐野、鹿沼市などで順次センターが開設され、最大10市町に広がった。現在は下野市、上三川、壬生町が閉所し、7市で活動している。

 13~25日の13日間で活動人数が最も多かったのは佐野で2198人。栃木1866人、鹿沼1014人と続いた。佐野の活動人数について県は「秋山川堤防の決壊などが広く報道され、支援が広がったのではないか」とみる。

 日別に見ると、日曜日で晴天に恵まれた20日が全体で2097人と最多だった。雨となった19、22、25日は多くのセンターがボランティアの安全確保のため、活動を休止した。

 7市のうち、足利や栃木、佐野、鹿沼の4市は、ボランティアの必要度が3段階で最も高い「非常に多く必要」に当たる状況という。栃木市は被災者からの支援依頼に対し、作業完了は4分の1程度にとどまる。

 活動人数が最多だった佐野市でも、24日までの被災者からの支援依頼346件のうち、作業が完了したのは124件。佐野市社会福祉協議会の担当者は「雨で活動が休止になるなど、被災者のニーズに対応できていない。引き続き多くの方に支援していただきたい」と訴えている。