イベントブースでカレーを盛る植竹さん(右)

 【小山】台風19号の影響で一時は開催が危ぶまれたイベント「ピクニックマルシェ」が26日、市役所北隣の小山御殿広場で予定通り開かれ、大勢の家族連れなどでにぎわった。出店者の中には今回の水害被災者もおり、久しぶりの客との会話に明るい笑顔を見せていた。

 市内飲食店などでつくる実行委員会の主催。市内外の飲食店や雑貨店など約60店が出店した。この日は久しぶりの青空の下、芝生広場には多くのテントが立ち並んだ。実行委の小林千恵(こばやしちえ)さん(38)は「楽しみにしていたまちなかの子供たちのためにも、イベントができて本当によかった」と胸をなで下ろした。

 栃木市大平町下皆川、飲食店「れれれのカレー」店主の植竹将貴(うえたけまさき)さん(43)=小山市間々田=は、水害で店舗が被災した出店者の一人。店は約1・5メートルも床上浸水し、現在休業中だが「下ばかり向きたくない」と出店を決めた。

 出店ブースでは自慢のキーマカレーを求める客が列を作った。植竹さんは「店で泥かきばかりしていたので、出店できてよかった。お客さんから元気をもらった気がする」と話していた。