真岡北陵高食品科学科の生徒が試作した柿のパウンドケーキ

真岡北陵高の生徒が試作したパウンドケーキを試食する組合員(右側)

真岡北陵高食品科学科の生徒が試作した柿のパウンドケーキ 真岡北陵高の生徒が試作したパウンドケーキを試食する組合員(右側)

 干し柿として製品化できない熟柿(じゅくし)を有効活用し商品開発を目指している栃木県立真岡北陵高食品科学科の生徒たちはこのほど、「柿のパウンドケーキ」を試作した。栃木県茂木町の河合上柿生産組合と協力し、改良を重ねてきた。27日には商品化への“最終テスト”として、一般向けの試食会を道の駅もてぎで開く。

 同校の取り組みは2018年5月に始まった。生産過程で無駄になる熟柿を使い、渋みが出ない柿ペーストを開発していた同組合が、ペーストを活用した商品開発を依頼したのがきっかけだ。

 その後、同組合との意見交換会や試食会を重ね、生地に柿ペーストを練り込んだパウンドケーキの商品化を目指すことを決めた。

 今年7月の試食会では同組合員らから「柿の味がしない」という指摘もあったが、ケーキに小さく切った渋柿を混ぜて風味を感じられるよう改善。予め日本酒に漬けて、渋みを感じないよう工夫もした。

 試作品は9月に宇都宮市で開かれた高校生のグルメコンテストで試験販売し、購入者による投票で最優秀賞を獲得。今月18日に同校で試食した同組合員からも「柿の味がしっかりしている」など高い評価を得た。

 同校3年田上夏佳(たがみなつか)さん(18)は「工夫したことを評価してもらいうれしい。(試食会では)多くの人に食べてもらい、柿について知ってほしい」と話した。

 一般向けの試食会は午前11時から開かれる。