災害ごみ処理の要望に訪れた大川栃木市長(手前右)ら=25日午前、県庁

福田知事(中央)に災害ごみに関する要望を行った大川栃木市長(左)と岡部佐野市長=25日午前、県庁

災害ごみ処理の要望に訪れた大川栃木市長(手前右)ら=25日午前、県庁 福田知事(中央)に災害ごみに関する要望を行った大川栃木市長(左)と岡部佐野市長=25日午前、県庁

 台風19号で発生した災害ごみは栃木市と佐野市で計5万トン程度に上る見込みであることが25日、分かった。栃木市の災害ごみは2015年の関東・東北豪雨の約10倍近い量という。

 大川秀子(おおかわひでこ)栃木市長と岡部正英(おかべまさひで)佐野市長が同日、福田富一(ふくだとみかず)知事に災害ごみ処理に関する要望書を提出した際、明らかにした。

 台風19号では多くの自治体で浸水被害が相次いだ。両市によると、栃木市は1万8千棟、佐野市は2700棟を超える床上・床下浸水に見舞われた。災害ごみは同日現在、栃木市で3万~4万トン、佐野市で1万トン程度に達する見通しという。

 両市長は、仮置き場に集約している災害ごみの処理について県の支援を求めるとともに、災害ごみ回収に関し、被災地以外の自治体からの人員派遣など広域的な応援態勢の確保を要望した。

 大川栃木市長は「災害ごみは甚大で市単独では対応しきれない」と説明。両市の既存施設で、一般ごみと同時に災害ごみを処理することは困難であるとの認識を示した。ごみ処理には1トン当たり3万~5万円かかるため、処理費用も多額になると指摘した。

 福田知事は「県内の各施設フル稼働で協力し、一日でも早く片付けないと復旧復興に結びつかない」と述べた。