強い雨の中、災害ごみを運ぶ人たち=25日午後、佐野市栄町

雨が降る中、災害ごみを運ぶ人たち=25日午後1時、佐野市栄町

雨が降る中、災害ごみを運ぶ人たち=25日午後1時、佐野市栄町

雨が降る中、災害ごみを運ぶ人たち=25日午前、栃木市川原田町

雨が降る中、災害ごみを運ぶ人たち=25日午前2時45分、栃木市川原田町

雨が強まり閉鎖された災害ごみの仮置き場=25日午後1時10分、佐野市栄町

強い雨の中、災害ごみを運ぶ人たち=25日午後、佐野市栄町 雨が降る中、災害ごみを運ぶ人たち=25日午後1時、佐野市栄町 雨が降る中、災害ごみを運ぶ人たち=25日午後1時、佐野市栄町 雨が降る中、災害ごみを運ぶ人たち=25日午前、栃木市川原田町 雨が降る中、災害ごみを運ぶ人たち=25日午前2時45分、栃木市川原田町 雨が強まり閉鎖された災害ごみの仮置き場=25日午後1時10分、佐野市栄町

 「また水が迫ってきたら…」。台風19号が本県を直撃して以降、まとまった雨量を観測した25日、浸水被害の地域では高齢者らが自主避難する一方、被災者や避難所生活を続ける住民から不安の声が漏れた。たたきつける大きな雨音は、ボランティア活動や「災害ごみ」の回収を休止に追い込み、復旧作業も足止めを食らった。

 佐野市は午前8時半から市内7カ所に自主避難所を新たに設置。同市の会沢地区コミュニティセンターには、午後3時までに高齢者を中心に6人が自主的に避難した。

 台風で自宅近くの小曽戸川の橋や水道管が流されたという女性(79)は「今度は裏山の杉の木が自宅に倒れてきたら大変と思い、避難した。ここにいれば安心だが、こんな経験は初めて」と、雨脚が気になって仕方ない様子だった。

 「今まで一生懸命片付けたものがまた水でぬれてしまったら…」

 避難所になっている栃木市のとちぎ西部生きがいセンターに身を寄せる同市薗部町3丁目、根津初子(ねづはつこ)さん(71)は不安を隠せない。

 25日は自宅が再び浸水した場合に備え、床に置いていた洋服などを高い場所へ移動させた。自宅は復旧からは程遠い状態で「雨だと、かび臭い家の窓も開けられない」と気持ちも沈む。

 鹿沼市口粟野の介護施設「かのん」は台風で床上1メートルまで浸水、泥が堆積し、利用者のほとんどは同じ運営法人内の事業所などでの生活が続く。

 「(前回の被害と)同じようになってしまうかと思うと不安」。降り続く雨に管理者の増渕浩志(ますぶちひろし)さん(38)は顔をしかめた。

 大雨で復旧作業も滞った。県によると、宇都宮、栃木、鹿沼、佐野、足利など7市に設置されている災害ボランティアセンターは同日、全て活動を休止した。

 足利市など三つの同センターは台風直撃後3度目の休止に追い込まれた。鹿沼市などは、市による災害ごみの回収を終日中止し、栃木市は正午以降、市による回収、市民の仮置き場への持ち込みの受け入れともに取りやめた。佐野市などは、罹災証明書を発行するための家屋調査も休止を強いられた。