スパゲティなどを提供した済生会宇都宮病院の炊き出し

 【宇都宮】台風19号による浸水被害の被災者を支援しようと、認定NPO法人とちぎボランティアネットワークは「炊き出しセンター」を立ち上げ、25日、本格的に活動を始めた。炊き出しの場所を用意し、そこで活動するボランティアを調整する役割を担う。同センターは食事や場所の提供への協力を呼び掛けている。

 同センターは25日までに炊き出しが可能な場所として、12日夜の田川の氾濫で床上浸水などの被害が発生した千波、東塙田、今泉地区の計3カ所を確保。これらの場所の炊き出しの予定を同センターのホームページで公開し、ボランティアを希望する団体や企業、飲食店などに申し出てもらい調整する。またより多くの被災者を支援するため、実施箇所の拡大も目指している。

 千波地区では浸水被害の翌日から、とちぎYMCAやNPO法人リスマイリーなどの団体が炊き出しを実施。その後、とちぎボランティアネットワークも関わり、16日の同センター発足につながった。

 これまでに日々輝学園高宇都宮キャンパスや済生会宇都宮病院などさまざまな団体が日替わりで協力。23日に実施した同病院では職員40人が参加し、スパゲティやポトフなどを提供した。近くに住む綱河(つなかわ)チヨさん(77)は「冷蔵庫が壊れ、車も使えなくなってしまったので、非常に助かります」と話した。

 同センターは「少しでも協力できるということがあれば連絡してほしい。11月中旬ごろまで続けたい」としている。

 (問)同センター080・3565・8017。