生息状況を調査する保存会のメンバーら

 【矢板】市教委と山田ミヤコタナゴ保存会は20日、山田地区の池で国指定天然記念物の小型淡水魚ミヤコタナゴの生息状況の調査を行い、142匹を確認した。前年度より45匹少なく、5年連続で減少したが、調査に協力した県自然環境課の担当者は「自然な増減の範囲ではないか」と説明した。

 調査は池にすむの生き物の変化を見るため、2001年度から毎年1回実施している。この日は同保存会や山田行政区、泉小の児童ら約40人が、180平方メートルほどの池の水を抜き、網などを使って水辺の生き物を採取。池の底にたまった泥の除去や防鳥ネットの張り替えを行い、天敵となる生き物以外を池に戻した。

 確認されたミヤコタナゴは、オスが65匹(前年度比25匹減)、メスが70匹(同24匹減)で、稚魚は7匹(同4匹増)。ミヤコタナゴが産卵するドブガイは9匹(同1匹減)で、天敵とされるアメリカザリガニは843匹だった。