八溝山麓十宝霊場の専用色紙と御宝印

 【大田原・那須・那珂川】福島県白河市、那須町、大田原市、那珂川町の3社7カ寺を巡る「八溝山麓十宝霊場」が27日、開場する。奈良~平安初期の高僧・徳一(とくいつ)の足跡をたどりながら、神仏から癒やしを感じてもらおうと、各社寺が連携した。大田原市佐良土の光丸山法輪寺で同日、開創法要が営まれる。「御宝印めぐり」の専用色紙も用意されており、県境をまたぐ新たな御朱印巡りとして注目されそうだ。

 十宝霊場は白河市の南湖(なんこ)神社、那須町の與楽(よらく)寺、三光寺、大田原市の不動院、明王寺、那須神社、威徳院、光丸(こうまる)山法輪寺、那珂川町の乾徳寺、鷲子(とりのこ山上(さんしょう)神社。栃木、福島、茨城県境の八溝山麓に位置する。

 徳一は法相宗の僧。仏の教えで苦しむ人々を救いたいと、奈良の都から東国へと移り、茨城、栃木、福島へと歩みを進めて、仏法の研さんと衆生救済に力を尽くしたとされる。この3県にまたがる八溝山麓の地で「徳一の志と宝徳を再考したい」と、霊場を開創することになった。與楽寺は徳一の開基と伝わる。