駐車場内に泥が残る中、出荷作業を進める従業員ら=23日午前8時40分、佐野市田島町

 台風19号で浸水被害を受けた県内最古の酒蔵「第一酒造」(佐野市田島町)で23日、被害を免れた商品の出荷作業が行われた。

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 同社は、秋山川堤防の決壊地点から約450メートルの距離にあり、敷地内にも水や土砂が流入。商品の日本酒約2千本も水に漬かるなどの被害を受けた。

 この日は、倉庫に保存し、被害を免れていた日本酒約4千本のうち約100ケース約600本を同市や宇都宮市の酒店などに出荷。朝から従業員らが段ボールに荷崩れ防止のラッピングを施したり、フォークリフトでトラックに積み込んだりする作業に汗を流した。

 同社の島田嘉紀(しまだよしのり)社長(54)は「多くのボランティアが復旧に協力してくれて、こんなに早く出荷再開できたことに感謝。年内にはお酒の製造も再開したい」と話した。