今後の被災地への支援などについて話す河野政務官(左)=20日午後、佐野市飯田町

秋山川堤防の決壊場所付近を視察し、現状の説明を受ける茂木外相(中央)

今後の被災地への支援などについて話す河野政務官(左)=20日午後、佐野市飯田町 秋山川堤防の決壊場所付近を視察し、現状の説明を受ける茂木外相(中央)

 台風19号直撃から約1週間が経過した20日、大臣や政務官が相次いで佐野市などの被災地を視察した。茂木敏充(もてぎとしみつ)外相が同市を流れる秋山川を視察したほか、河野義博(かわのよしひろ)農林水産政務官が佐野、足利両市内の農地を訪問した。

 河野政務官は足利市内のイチゴ生産者を視察後、佐野市田島町の農業生産法人「あいファーム高橋」の水田を訪問。高橋俊博(たかはしとしひろ)代表(54)は、稲刈り前の水田に土砂が入り込み、今後の麦栽培に影響が出るなどの窮状を説明した。

 同市飯田町のJA佐野研修センターで行われた意見交換では、同JAの大芦宏(おおあしひろし)組合長が「イチゴにかぶったヘドロ除去が大変な労力。イチゴはヘドロで呼吸できず、枯れてしまう」と話し、支援を求めた。また岡本誠司(おかもとせいじ)副知事や岡部正英(おかべまさひで)市長が、激甚災害指定などを求める要望書を河野政務官に手渡した。河野政務官は「激甚災害に指定する方向。補助率がかさ上げされ、地元の負担は減る。しっかり取り組んでいく」と応じた。

 茂木外相は同市赤坂町の秋山川堤防の決壊地点を視察。市行政経営部の松本仁(まつもとひとし)部長らが地図を示しながら、同所や田島町、大橋町など広い地域に浸水したことを説明した。