AEDの使い方を学ぶ児童ら

 【日光】鬼怒川小で18日、心肺蘇生教室が開かれ、5、6年生や保護者ら約30人が獨協医大日光医療センター(高徳)の安隆則(やすたかのり)病院長(58)らから自動体外式除細動器(AED)の使い方などを学んだ。安病院長によると、小学校で同教室が開かれるのは全国的にも珍しいという。自然災害が増加する中、幅広い世代へ救命救急の大切さを啓発するきっかけにもなりそうだ。

 先月開かれた同校の運動会で保護者の男性(50)が心筋梗塞で倒れたが、養護教諭大島由子(おおしまよしこ)さん(59)らの適切な救命措置で一命を取り留めた。

 この出来事を受け、「児童にも万が一の際に役立つ救命法を学んでほしい」と武田幸雄(たけださちお)校長が知人の安病院長に心肺蘇生教室の開催を依頼した。

 快諾した安病院長は、この日の同教室で「心臓が止まってから3分以内に心臓マッサージやAEDを使ってほしい」と素早く対応するよう説明。児童たちは5グループに分かれ、同病院の看護師や藤原消防署の救命士らから「肘を伸ばし、胸の真ん中が5センチ程度沈むように圧迫する」などと心臓マッサージの方法を学び、実践した。

 児童たちは真剣な表情で、物怖じすることなく積極的にマッサージ。AED使用時のパットを貼る位置なども学んだ。5年小野大地(おのだいち)君(11)は「学校内のAEDの場所も分かるので、何かあったら対応できると思う」と自信を見せていた。