海南市から届いた支援物資をアリーナたぬまに運び込む岡部市長(左)ら

 【佐野】秋山川の堤防が決壊し、19日で1週間。市内には交流のある県外自治体からも物的、人的支援が相次いでいる。

 18日朝には「佐藤姓、鈴木姓ゆかりの地プロジェクト」で連携する和歌山県海南市から、食料品や水のほか毛布、掃除用具などの日用品が到着。19日分と合わせると5万点に及ぶ。

 岡部正英(おかべまさひで)市長は「多くの支援物資やボランティアの方々には心から感謝したい」と感謝。その一方で、「各家庭から出る汚泥を詰める土のう袋などは依然として不足している」と明らかにした。

 市によると、14~17日に日用品や衣類、医薬品など約50件の支援物資が届いている。寄付者には市内の大型商業施設などのほか、親善都市である滋賀県彦根市や、「佐野」つながりで市と交流のある大阪府泉佐野市なども。市は町会を通して被災住民に配布しているという。担当者は「これまで7町会から要望があり、特に土のう袋やマスクなどを求める声が多い」と話す。

 一方、人的支援では彦根市の危機管理課職員が16日に市を訪れたほか、両毛6市相互応援に基づき、群馬県館林市からも災害ごみの収集、運搬などで協力が得られる見込みという。