台風19号が本県を直撃してから19日で1週間となる。県内の死者は4人、住宅の浸水被害は1万8600棟を超え、現在も約200人が避難所生活を送る。19日にかけては大雨も予想され、足利市、鹿沼市の一部では避難勧告が出されている。土砂災害などの危険もあり、県などは警戒を呼び掛けている。

 県災害対策本部によると、記録的な豪雨により堤防が壊れる決壊は佐野市の秋山川、栃木市の永野川など13河川26カ所に及んだ。死者は鹿沼市2人、足利市1人、栃木市1人。避難中に流されたり事故に遭ったりするなどして亡くなった。負傷者は重症2人を含む22人。

 栃木市や佐野市などを中心に県内全域で住宅浸水被害があった。18日午後2時現在で、床上浸水は9703棟、床下浸水は8964棟に上っている。現在も調査中でさらに増える可能性がある。全壊は1棟、一部損壊は17棟。小中学校や高校などの被害も41校であり、休校も相次いだ。

 避難所は最大で全25市町に369カ所設置され、避難者数は1万9822人となった。徐々に減ったが、栃木市や佐野市など7市15カ所に208人が今も身を寄せている。

 最大5市町で続いた断水は、鹿沼市と那須烏山市の各1地区で復旧していない。最大14市町で約2万800軒となった停電は解消した。

 鉄道は12日に全線運休となったが、翌13日から一部で運転を再開。JR両毛線岩舟-栃木駅間は河川の堤防工事終了後の1カ月程度、運転を見合わせる。東武鉄道佐野線佐野-葛生駅間は運休が続く。

 19日にかけて雨が強まる見込み。地盤が緩むなどしており、少量の雨でも土砂災害や浸水の危険が高まる恐れがあり、二次災害に警戒が必要だ。