吉田川の堤防決壊現場=13日、宮城県大郷町(共同通信社ヘリから)

 台風19号で決壊し、広範囲で住宅が浸水した宮城県大郷町の吉田川の堤防は、決壊箇所が周辺より低くなっており、住民らが国に数年前からかさ上げを再三要望していたことが16日、分かった。住民から批判の声が上がっており、国土交通省北上川下流河川事務所が決壊の要因を調べる調査委員会を立ち上げ、この日現地調査を行った。

 大郷町の堤防は、100メートルにわたり決壊し、人的被害はなかったが、100世帯以上が浸水したとみられる。

 住民側は「早急に改善してほしい」と国に要望していたが、同河川事務所は「必要な高さを満たしている」「すぐに予算はつけられない」と回答したという。