秋山川の氾濫などの影響で泥水が流入した第一酒造の酒蔵内=13日午前11時5分、佐野市田島町

秋山川の氾濫などの影響で泥水が流入した第一酒造の事務所前=13日午前11時5分、佐野市田島町

秋山川の氾濫などの影響で泥水が流入した第一酒造の敷地=13日午前11時5分、佐野市田島町

秋山川の氾濫などの影響で泥水が流入した第一酒造の酒蔵内=13日午前11時5分、佐野市田島町 秋山川の氾濫などの影響で泥水が流入した第一酒造の事務所前=13日午前11時5分、佐野市田島町 秋山川の氾濫などの影響で泥水が流入した第一酒造の敷地=13日午前11時5分、佐野市田島町

 台風19号の猛威は、県内企業にも被害をもたらした。県南部の製造や小売りの各事業所には水が押し寄せ、商品が水に漬かる事態に。金融機関の店舗も浸水し、現金自動預払機(ATM)が休止となった。

 日本酒「開華」などを造る第一酒造(佐野市)の事務所や酒蔵には高さ約50センチほどの水が押し寄せ、漏電で電気系統にも影響が出た。島田嘉紀(しまだよしのり)社長は「11月上旬に発売予定の商品を9月から仕込んでいたが、厳しいかもしれない」と肩を落とす。

 自動車販売の東京オート佐野店(佐野市)も浸水し、未使用車を中心に屋外展示場の約130台が水に漬かった。復旧のめどは立っておらず、中村浩志(なかむらひろし)社長は「店舗がこれほどの水害にあったことはない」と驚きを隠さなかった。

 浸水被害はスーパーでも。ベイシア烏山店(那須烏山市)は泥水が最大で約20センチ入り、設備にも影響。同店によると「売り場の冷蔵・冷凍商品は廃棄せざるを得ない」という。同大平モール店(栃木市)も浸水被害を受け、両店は13日に続き14日も臨時休業する。ヤオハン粟野店(鹿沼市)は店内棚の1段目が泥水をかぶるなどし、当面休業予定だ。

 泥水と稲わらが流れ込んだという滝沢ハム(栃木市)は14日、泉川工場など同市内の3拠点を臨時休業する。担当者は「被害規模はつかめないが、停電で冷凍庫が一時止まったため影響が出そう」と話した。

 金融機関でも足利銀行の栃木西支店や葛生支店などのほか、栃木銀行栃木西支店、栃木信用金庫の思川支店と西支店などでATMが休止した。

 また県によると13日午後2時現在、足利市の毛野東部工業団地で、冠水していて近寄れないとの情報があったという。