土砂崩れが発生し、倒壊した家屋。家人は救出され無事だった=13日午前7時28分、栃木市岩舟町小野寺

永野川の溢水の影響でスーパー横の道路まで流された商品の衣類=13日午前6時38分、栃木市大平町下皆川

永野川の溢水の影響で商品が散乱したスーパーの駐車場=13日午前11時36分、栃木市大平町下皆川

土砂崩れが発生し、倒壊した家屋。家人は救出され無事だった=13日午前7時28分、栃木市岩舟町小野寺 永野川の溢水の影響でスーパー横の道路まで流された商品の衣類=13日午前6時38分、栃木市大平町下皆川 永野川の溢水の影響で商品が散乱したスーパーの駐車場=13日午前11時36分、栃木市大平町下皆川

 栃木市では12日夜、永野川の堤防が決壊したり、赤津川、巴波(うずま)川が氾濫したりして、13日未明にかけ濁流が家屋や店舗などを襲った。「自宅1階で首近くまで水位が上がった」と振り返る住民もおり、緊迫の一夜を過ごした。

 同市によると、永野川の堤防の決壊で、県道栃木環状線などが川のような状態となった。市中心部周辺や旧大平町など広範囲が冠水し、立ち往生する車も相次いだ。

 13日になり、大半の建物からは水が引いたものの、浸水したままの家屋もあるとみられる。避難所は同日午後6時現在で7カ所が開設されており、100人が避難している。

 浄水場にも水が押し寄せ、水道が複数箇所で断水した。同日午後4時現在、薗部町4丁目、平井町、藤岡町甲、藤岡町蛭沼が断水中。同市は自衛隊に給水を要請し、栃木農業高前などに給水車が配置された。14日には断水の範囲が狭まる予定という。このほか、赤津川と永野川の計3カ所の橋が落ちた。

 自宅が床下浸水した同市万町、NPO法人代表大塚幸一(おおつかこういち)さん(70)は「4年前の関東・東北豪雨と違い、雨がやんだ後もどんどん水位が上がった。恐怖を感じた。またいつ起きるのかと考えると不安だ」と話した。