蛇尾川がはん濫して一面冠水した田んぼ=13午後12時11分、大田原市宇田川

蛇尾川がはん濫して濁流に流されたガードレールと道路=13午後12時15分、大田原市宇田川

蛇尾川のはん濫で冠水した農道を通行止めにする作業員=13午12時、大田原市宇田川

蛇尾川がはん濫して一面冠水した田んぼ=13午後12時11分、大田原市宇田川 蛇尾川がはん濫して濁流に流されたガードレールと道路=13午後12時15分、大田原市宇田川 蛇尾川のはん濫で冠水した農道を通行止めにする作業員=13午12時、大田原市宇田川

 大田原市北大和久の蛇尾川では13日未明、左岸の堤防が南北約200メートルにわたって決壊し、水田や道路が広範囲に冠水した。付近の特別養護老人ホーム「やすらぎの里・大田原」などが一時孤立状態となったが、人的被害は出ていない。

 濁流が田畑を覆って湖沼のような状態となり、南北に約2キロ続いている。同地区自治会長の青木六郎(あおきろくろう)さん(66)によると、80ヘクタールほど冠水しているという。

 県大田原土木事務所によると、堤防は土でできており、川側は玉石積み。現場は大きく右にカーブしており、勢いを増した濁流が強くぶつかる場所という。

 同市の津久井富雄(つくいとみお)市長は同日朝、現地を視察。地元住民と同事務所などは午前8時半から、同施設で緊急対策会議を開いた。住民側は早期復旧や堤防の構造の見直しを要請。同事務所は「堤防の強化策を検討しつつ、速やかに国に復旧事業費を申請する」とした。

 決壊当時、同施設には約110人の利用者と6人の職員がいた。宿直当番だった職員吉沢秀一(よしざわひでかず)さん(47)は「午前2時半ごろ、ごう音が聞こえて異変に気付いた。避難するのは危険と思い、動かずに様子を見た。夜が明けるまではとても不安だった」と話した。