濁流に襲われ大きな被害を受けた黒羽観光やな

濁流に襲われ大きな被害を受けた黒羽観光やな。冷蔵庫が天井に突き刺さった=13日午後、大田原市黒羽向町

大量の砂や泥が流入し大きな被害を受けた黒羽観光やな=13日午前、大田原市黒羽向町

濁流に襲われ自動販売機も傾いた黒羽観光やな=13日午前、大田原市黒羽向町

濁流に襲われ大きな被害を受けた黒羽観光やな 濁流に襲われ大きな被害を受けた黒羽観光やな。冷蔵庫が天井に突き刺さった=13日午後、大田原市黒羽向町 大量の砂や泥が流入し大きな被害を受けた黒羽観光やな=13日午前、大田原市黒羽向町 濁流に襲われ自動販売機も傾いた黒羽観光やな=13日午前、大田原市黒羽向町

 【大田原・茂木】大田原市黒羽向町の黒羽観光やなが、台風19号の影響による那珂川の増水で濁流に襲われ、大きな打撃を受けた。大量の石や泥が流入し、施設は壊滅状態。復旧の見通しは立っていない。

 同やなは那珂川右岸河川敷にあり、黒羽観光簗漁業組合(組合長・津久井富雄(つくいとみお)市長)が運営する市の観光拠点の一つ。施設は屋根と骨組みを残して冠水し、テーブルや食器棚、机などが散乱。冷蔵庫が天井に突き刺さり、自動販売機が横倒しになるなど、濁流のすさまじさを物語っている。

 13日は朝から従業員ら15人が泥出しや壊れた備品の処分に追われた。松浦節(まつうらみさお)常務理事(78)は「理事会の意見を聞き、営業再開の可否も含め検討しなければ…」とショックを隠せない。

 同市内では道路と河川計25カ所で被害が発生。市内有数の大規模農家、関谷規一(せきやきいち)さん(70)=滝岡=方も百村川の氾濫で浸水し、自宅前の道路がえぐられた。

 一方、茂木町大瀬の「大瀬観光やな」は13日、食事棟の2階まで水没した。高林辰彦(たかばやしたつひこ)社長(43)は「60年営業しているが、ここまで水が来たのは初めて」と驚く。落ちアユシーズン終盤だが「復旧して再開を目指す」という。隣接する同町の公共の宿「ふるさとセンター茂木」も1階が大きく床上浸水した。