永野川の氾濫で冠水した県道栃木環状線=12日午後8時20分、栃木市薗部町2丁目

増水し激しく流れる田川=12日午後8時15分、宇都宮市千波町

永野川の氾濫で冠水した県道栃木環状線=12日午後8時20分、栃木市薗部町2丁目 増水し激しく流れる田川=12日午後8時15分、宇都宮市千波町

 本県には12日午後7時50分、宇都宮、さくら、鹿沼、日光、大田原、矢板、那須塩原、足利、栃木、佐野、高根沢、那珂川、塩谷、那須の14市町に大雨特別警報が発表された。下野新聞社の集計などによると、午後8時半現在、宇都宮、栃木、佐野、小山、下野、上三川、壬生、高根沢の8市町に避難指示、宇都宮や益子町など19市町に避難勧告が発令された。全25市町に避難所が開設され、夕方の時点で少なくとも約5200人が避難している。

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 一方、国土交通省鬼怒川ダム統合管理事務所(宇都宮市)は同日夜、雨量がダムの洪水調節機能を超える恐れがあり、日光市の川俣ダムが同日午後10時、川治ダムが13日午前0時にも緊急放流する可能性があると発表した。

 宇都宮地方気象台は田川などに氾濫注意情報を出したほか、秋山川が氾濫危険水位に達し、氾濫の恐れがあるとした。栃木市大平町の永野川左岸で越水したとの情報もある。

 県などによると、12日午後2時50分ごろ、佐野市大橋町で傘を差して帰宅途中の女性(82)が風にあおられ転倒、足の骨を折るけがをした。宇都宮市などの約4600世帯が一時停電するなどした。

 同気象台によると、県内で降り始めた11日午前0時~12日午後5時の総雨量は奥日光318ミリ、佐野201・5ミリ。12日の1時間雨量の最大値は宇都宮51・5ミリなど全19観測地点のうち11地点で10月の観測史上最高を更新した。