【鹿沼】中学生も特殊詐欺被害防止にひと役-。鹿沼署は11日、西沢町の特別養護老人ホームかぬま四季の里で、南摩中の生徒と特殊詐欺の手口を知る寸劇などを行った。
同校が授業でさまざまな社会貢献に取り組んでいることから、同署が特殊詐欺の手口を知ってもらうための寸劇への出演を依頼した。
今回は同校の3年生4人が協力し、同老人ホームの入所、通所者や近隣住民ら約40人を前に寸劇を披露。老夫婦が、警察官を名乗る男からの「口座がおれおれ詐欺の犯人に使われている」などといううその電話にだまされ、キャッシュカードをすり替えられてしまうという話を熱演した。高齢者らは生徒の演技で手口を理解し、納得した表情で見入っていた。