大相撲の十両貴(たか)ノ富士(ふじ)関(22)が11日、日本相撲協会に引退届を提出したことを受け、出身地登録する小山市では「無念だが、仕方ないこと」「新しい道で頑張ってほしい」などの声が上がった。「小山市出身の力士を応援する会」会長の大久保寿夫(おおくぼとしお)小山市長は「暴力は許されるべきではありません。残念です」とコメントを発表した。

 同市相撲連盟の加藤雅嗣(かとうまさつぐ)会長(49)は「引退は残念だが、2回目だから仕方ないという気持ちの方が強い」と明かし、「貴ノ富士はまだ若く、いろいろな可能性がある。自分のやりたいことを見つけて、また頑張ってほしい」とエールを送った。弟の貴源治(たかげんじ)関(22)については「兄の分まで頑張って、さらに上を目指してほしい」と話した。

 貴ノ富士関と双子の弟で前頭の貴源治関は茨城県境町で生まれ育ったが、親が小山市に移住したことを受け2015年4月、出身地登録を同市に変更している。貴ノ富士関は9月27日、文部科学省で開かれた記者会見で現役続行を希望していた。