生徒たちがプロの歌声に聴き入った巡回公演

 【那須塩原】日本を代表するオペラ団体「二期会合唱団」が10日、箒根中体育館で巡回公演を行った。同校生徒のほか近隣の小学生や地域住民も来場し、プロの勇壮な歌声を楽しんでいた。

 文化庁の「文化芸術による子供育成総合事業」の一環。子どもたちに優れた文化芸術を鑑賞する機会を設け、芸術鑑賞能力などを向上させることが目的だ。

 合唱団は同校校歌ほか、童謡「待ちぼうけ」や滝廉太郎作曲の「花」など14曲を伸びやかに歌った。そのほか「オペラは音楽、美術、文学が合わさった総合芸術」という説明の後、オペラ「カルメン」も披露。生徒たちは団員が指をさした方角に一斉に振り向くなど、舞台の世界に入り込んでいた。

 また全校生徒約90人は、1カ月前に同校を訪れた団員4人から事前指導を受け、練習した合唱曲「ほらね、」を披露。団員は「歌声に迷いがなく、聴いた人の心に響く合唱だった」と拍手を送っていた。

 同校合唱部の高橋空音(たかはしそらね)部長(14)は「息をするのを忘れてしまうほど引き込まれる公演でした。合唱は不安だったけど、上手に歌えてうれしい」と話した。