臨時国会は、与野党対立で近年低調な憲法論議が進むか否かが焦点になる。自民党は野党人脈が太い佐藤勉(さとうつとむ)氏(67)を衆院憲法審査会長に充て、議論の前進を図る。一方、安倍政権下の改憲に反対する立憲民主党は国民投票実施時のCM規制の議論優先を主張し、枝野幸男(えだのゆきお)代表(55)=宇都宮市出身=は国民投票法制定に関わった自身と自民の船田元(ふなだはじめ)氏(65)の参考人招致を求める。憲法論議の主戦場で、本県出身の衆院議員3人の言動が注目を集めそうだ。

 衆参両院にある憲法審は改憲案や関連法制度を議論する機関で、与野党協調を原則に運営されてきた。臨時国会で自民は、改憲手続きを定める国民投票法改正案の成立と、4項目の党改憲案の提示を目指す。

 近年の憲法審は議論が停滞している。昨年10月の人事で安倍首相の側近が自民党憲法改正推進本部長などに充てられたが、強硬な発言が野党の反発を招いたことなどが背景にある。