地元産野菜も豊富な道の駅ましこ。平日は地元住民、週末は県外の観光客が多い

加工所でフライドポテトの仕込み作業を行うスタッフ

地元産野菜も豊富な道の駅ましこ。平日は地元住民、週末は県外の観光客が多い 加工所でフライドポテトの仕込み作業を行うスタッフ

 県内24カ所目の道の駅として2016年10月にオープンした益子町長堤の道の駅ましこが15日、丸3年を迎える。今年6月には当初見込みの2倍の早さで来場200万人を達成し、売上高も右肩上がりに推移する。好調な業績を支える要因や今後の課題を探った。

 好天に恵まれた5日午後、県道西小塙真岡線沿いの道の駅ましこ駐車場に続々と車が入る。週末の土曜日。目立つのは「横浜」「千葉」「大宮」といった県外ナンバーだ。

 「陶器が好きでドライブも兼ねて益子に来た。おしゃれな外観の道の駅を見て初めて寄った。新鮮な野菜を買ったよ」。埼玉県春日部市から友人と訪れた自営業本田実(ほんだみのる)さん(53)はうれしそうに買い物袋を軽ワゴン車の後部座席に置いた。

■雇用も創出

 来場者は初年度(16年10月~17年3月)の33万8千人から18年度は77万7千人と2・3倍増。売上高も初年度の約2億7千万円から17年度約5億1600万円、18年度約6億2300万円と年々アップを続ける。スタッフも開業時の27人から50人とほぼ倍増し、雇用創出の場にもなっている。

 好調の要因は何か。同道の駅支配人の神田智規(かんだとものり)さん(42)は、数々の建築賞に輝いた目を引く全面ガラス張りのモダンな建物とともに、生産・加工・販売を地元で完結する「町内6次産業化」の定着を挙げる。

 季節限定品などを含め年間4万個を売り上げる看板商品「とろたまぷりん」。冷凍した濃厚カスタードクリーム「とろたまブリュレ」も年間1万個とヒット作を連発した。薄羽養鶏場(益子町塙)の良質な卵を主原料に、同町長堤にある自社加工所でパートの主婦らが手作りで生産する。