宇都宮市明保野町の市文化会館西側にあるイチョウ並木で、ギンナンが鈴なりに実り秋の訪れを告げている。7日は時折日が差し、緑色の葉とオレンジ色の実が鮮やかなコントラストを見せていた。
イチョウ並木は約350メートルに50本が植えられ、「うつのみや百景」にも選定されている。周辺ではギンナンのにおいが広がり、通行人らは頭上を見上げて観賞したり、歩道に落ちた実を拾い集めたりしている。
妻と毎日散歩しているという同市鶴田町、無職三冨秀恒(みとみひでつね)さん(79)は「この通りをおしゃべりしながら歩くのが楽しみ。葉もきれいに色づくのが待ち遠しいですね」と話していた。