里山の斜面で茅ボッチを作る参加者たち=6日午前10時35分、日光市土呂部

 自然や里山の景観維持などに取り組んでいる民間団体「日光茅(かや)ボッチの会」による茅(かや)ボッチ作りが、日光市土呂部地区で大詰めを迎えている。

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 秋の風物詩ともいえる茅ボッチは、刈り取ったススキやワラビなどを束ね、円すい状にして立たせたもの。草を乾燥させ、冬場の牛の餌として利用するために作る。同地区に江戸時代から残る習慣だという。

 6日午前、宇都宮など平地では雨が降り続いたが、時折晴れ間ものぞいた同地区では同会会員に加え、栗山地域の魅力を体験する「鬼怒川源流・栗山ツアー」の参加者ら計15人が作業。2時間ほどで約50の茅ボッチを作った。

 同会の飯村孝文(いいむらたかぶみ)代表(62)は「茅ボッチを作ることで動植物の多様性を維持し、未来につなげたい」と話した。茅ボッチは同地区の県道沿いで見られる。