前田さん(右)の先導でトウガラシ畑の前を走る直井記者

トウガラシの郷マップ

道の駅那須与一の郷でとうがらしジェラートを味わう前田さん

前田さん(右)の先導でトウガラシ畑の前を走る直井記者 トウガラシの郷マップ 道の駅那須与一の郷でとうがらしジェラートを味わう前田さん

 ランチは城山2丁目の「中華料理 応竜」(地図(3))へ。「ほっとランチ」は、4種類の辛い料理から選べるメインに「とうがらし餃子(ぎょーざ)」が付く。「とうがらしラーメン」は、複数品種をブレンドしたスープとトウガラシを練り込んだ赤い麺。見るからに辛そうだ。これはおいしいと思ったが、辛さが得意でない記者は数口で汗が…。前田さんは三鷹一味を振りかけ、辛さをプラスしていた。

 欲張って、中田原の「まえむろ」(地図(4))も経由。鶏の唐揚げに三鷹の粉末を加えた大田原ブランドの「さんたからあげ」をお土産にテークアウトした。

 午後1時、市街地を出て再び郊外へと南下。宇田川地区では真っ赤に色づいたトウガラシ畑の脇を走る。収穫前の秋の風物詩だ。

 片府田地区では、約2キロにわたり電柱がないエリアを通過した。田園風景が広がり、遠方には八溝山系や那須の山々が望める。「小さな北海道みたいでしょう」。前田さん一押しのビューポイントだそうだ。

 稲穂が揺れる秋景色を存分に味わいながら、午後2時ごろ水遊園に帰ってきた。走行距離は約30キロ。心地よい疲れだ。

 「自転車でなければ気づかない景色がある」。前田さんの言葉が実感される。同時に「トウガラシの郷」の魅力も再発見できた小さな旅だった。

 ■トウガラシの郷メモ

 2006年、旧大田原市観光協会を中心に「大田原とうがらしの郷づくり推進協議会」が発足。市の特産品種「栃木三鷹(とちぎさんたか)」の生産拡大とPRに取り組み、農林水産省の調査を基に、今年「生産量日本一」を宣言した。市内産の9割を占める三鷹は、キレのある辛みと鮮やかな色調が特徴。関連商品は約50品に上る。