豚コレラの発生や感染拡大に備え、栃木市が倉庫に保管している消石灰=4日夕方、栃木市内

豚コレラの発生や感染拡大に備え、栃木市が倉庫に保管している消石灰=4日夕方、栃木市内

豚コレラの発生や感染拡大に備え、栃木市が倉庫に保管している消石灰=4日夕方、栃木市内 豚コレラの発生や感染拡大に備え、栃木市が倉庫に保管している消石灰=4日夕方、栃木市内

 「一刻も早くワクチン接種を」。群馬県で野生イノシシの豚(とん)コレラ感染が確認された4日、本県の養豚農家からは感染拡大を懸念し、早期の対策強化を求める声が相次いだ。埼玉に続く隣接県での確認に、両県と接する県内市町も「県などと連携し追加対策の必要性を検討したい」と緊張度を高める一方、野生動物の侵入を完全に防げるのかと不安ものぞかせた。

 「すぐに本県でも発生してしまうのではないか」。小山市内などで計約1万5千頭を飼育する栃木市大平町榎本、養豚農家舘野哲夫(たてのてつお)さん(70)は危機感を募らせる。養豚場の入り口などに消毒用の消石灰をまき、車が出入りする際は洗浄消毒を徹底するが、仮に感染が確認されれば全頭を殺処分せざるを得ない。「本県でもワクチン接種を進めてほしい」と訴えた。

 日光市、養豚農家男性(36)は「県外に出荷しているが、出荷先から自粛を求められたりしないか」と風評被害を懸念する。ワクチンを巡っては「海外輸出が制約されるリスクを考えると悩ましい」と漏らした。