朝鮮ニンジンを練り込んだ「薬膳そば」。協力するそば店経営の柴田さん(左)とアイデアを出した禹さん

 【鹿沼】漢方で強壮剤とされる朝鮮ニンジンのパウダーを練り込んだそばとこんにゃくを使い、地域おこし、ブランド化を目指す動きが出ている。韓国人で加園、会社経営禹亨澤(ウヒョンテック)さん(49)が、かつて板荷地区、日光市長畑地区などで薬用に朝鮮ニンジンの栽培が盛んだったことに着目、地域限定品とした新商品「薬膳そば」「薬膳こんにゃく」販売へと仲間と試行錯誤している。11月に日光市内で開かれる日光そばまつりには、薬膳そばのデビューを予定している。

 禹さんは朝鮮王朝が江戸幕府に派遣し、日光を参詣した外交使節「朝鮮通信使」の顕彰会日本支部長を務めている。朝鮮通信使は朝鮮ニンジン、種を献上したともいわれており、「鹿沼市史 通史編近世」には「幕府は日光領を適地として早くから試植栽培」「鹿沼市域の村々で朝鮮ニンジンの生産が確認できるのは宝暦期(1751~64年)に入ってから」などとある。