インタビューに応じる笹島社長(左)と松下副社長=水戸市

 足利銀行(松下正直(まつしたまさなお)頭取)と常陽銀行(笹島律夫(ささじまりつお)頭取)を傘下に置くめぶきフィナンシャルグループ(FG)が発足してから1日で3年。FG社長の笹島氏と副社長の松下氏は30日までに下野新聞社のインタビューに応じ、「生産性を上げ、新たな収益源を見いだしていくという部分は順調に来ている」と手応えを語った。一方で長引く低金利などの「アゲンストの風が予想以上に強すぎて跳ね返し切れていない」(笹島氏)として、来年1月の基幹システム統合を弾みに、さらなる相乗(シナジー)効果の積み上げを急ぐ考えを示した。

 2016年10月に発足しためぶきFG。当時と比べ経営環境は厳しさを増す中、3年間の成果として笹島氏が挙げるのが、足銀の効率的な業務オペレーションと営業態勢のノウハウ共有だ。「常陽側に大きく取り込めた」と振り返る。

 めぶきブランドのリース、証券も「足利のお客さまの需要を順調に取り込めている。特にリースは、かなりのペースで事業規模が拡大している」と述べた。

 松下氏は有価証券の分野について「他の文化が入ることで運用、管理の仕方は相当変わった」と効果を語る。コスト削減については「水平統合の場合、時間がかかる」とした上で、大きく進展する鍵となるのが来年1月6日の基幹システムの統一化。「システムを合わせることが重要で、そこからになる。目に見えるところは2ブランドだが、後ろをどこまで一緒にできるかだ」と強調した。