県内で2014~18年、歩行者が車にはねられる交通事故の約3割が午後4~6時台に起きていたことが30日までに、県警のまとめで分かった。特に日没が早まる10~2月に多発する傾向があり、県警は改めて薄暮時の事故に注意を呼び掛けている。1日からは昨年に続き、車の前照灯の午後4時点灯を訴える「ライト4(フォー)運動」を展開する。

 県警交通企画課によると、14~18年に歩行者と車の事故は計2184件発生。うち午後4~6時台が595件に上り、全体の27・2%を占めた。午後7~9時台は395件だった。

 午後4~6時台の事故を月別にみると、10月は75件を数え、同月全体の34・7%。11、12月も午後4~6時台の事故が各月全体の3割を超えた。同課は「特に10月は明るい夏季から目が慣れておらず、事故が多発するのではないか」と分析している。

 県警は昨年10月、かつての人気テレビ番組をなぞった「16時だよ!全員点灯」をキャッチフレーズに「ライト4運動」を開始。以前から薄暮時の前照灯早め点灯を呼び掛けていたが、点灯時間を午後4時と明確にしてドライバーへの浸透を図っている。

 今年の運動期間は翌年2月まで。県警は県内131カ所の道路情報板で周知するほか、街頭広報を実施する。また県トラック協会などの交通関係団体や県内各自治体にも、早め点灯の徹底を呼び掛ける。

 同課は「午後4時点灯の車が増えれば、点灯していない周りの運転者も気付く。歩行者に車の存在を知らせるためにも点灯してほしい」と強調している。