協力してエソジマモチの稲を刈る白楊高生徒と横川西小児童

 【宇都宮】宇都宮の在来品種で幻の陸稲とされる「エソジマモチ」。宇都宮白楊高の教諭や生徒、地元農家らが発祥の地である江曽島町の畑で復活させてから3年目の今年、地域の協力や地産地消の取り組みが広がりを見せ始めている。このほど地元の横川西小5年生約90人が畑を訪れ、白楊高の生徒らとともに稲刈りを手伝った。

 エソジマモチは明治から戦後にかけて県内で広く栽培されたが、都市化などの影響で生産量が激減。その後、約半世紀にわたり生産が途切れていたという。

 白楊高農場長の橋本智(はしもとさとし)主幹教諭(52)は2014年、茨城県つくば市の研究所から50粒(2グラム)を入手した。地産地消の推進や6次産業化、耕作放棄地の活用も見据え、17年に同町、農業坂本喜市(さかもときいち)さん(77)の畑5アールで栽培を始めた。