増税に便乗した詐欺への注意を呼び掛ける「ルリちゃん安全メール」

 10月1日に消費税増税が控える中、県警や県消費生活センターは増税に便乗した詐欺の被害に注意を呼び掛けている。電話で「増税で税金が戻る」などと持ち掛ける特殊詐欺被害が県内でも起きており、県警などは「不審に思ったら、すぐ電話を切って周囲の人などに相談してほしい」などと訴えている。

 県警によると、那須塩原市で19日、60代女性宅に金融機関や市役所職員を名乗る者から「増税に伴い健康保険税の払い戻しがある」などとうその電話があり、女性は指示に従って市内の現金自動預払機(ATM)で現金約200万円を振り込んだ。

 増税を口にして現金などをだまし取る被害は全国的にも発生している。国民生活センターによると、県外では4月、20代女性が臨時福祉助成金のお客さま担当を名乗る者から「消費増税の影響緩和のため、低所得者向けに毎月50万円を支給する」とのメールを受け取り、口座登録料などとして電子マネー約10万円を支払ったという。

 県警生活安全企画課は「還付金の払い戻しなどで増税を理由にしたり、ATMに誘導したりすることはない」などと強調。那須塩原署や那須烏山署などは、防犯情報などを周知するメール配信サービス「ルリちゃん安全メール」で注意喚起を行った。

 県消費生活センターは「不審に思ったら、市役所を名乗る人からの電話であれば、本来の担当課の窓口に確認するなどして特に注意してほしい」と呼び掛けている。